17日は常例法座。毎月1日の法座は、各地の布教使さんにお越し頂くが、17日の常例法座は、住職、副住職で法話させて頂いた。
2月15日は仏教の三大法会と言われる涅槃会であったので、お釈迦様の亡くなられる様子を描いた涅槃図を一緒に手にしながら、涅槃図から教え示して下さっている事を考えさせて頂いた。
福島県沖での地震から1週間。メディアは五輪組織委員会の会長人事にうつつを抜かしていた。ハラスメントと会長人事は関係無いと思うが、ハラスメント問題は消え、会長人事だけが問題にされて一新された後、報道は終わって行くのだろう。問題の本質を問う事が出来たか、大きな疑問を感じる。
そんな報道合戦に地震被害のその後の状況を報じることが少なく、大丈夫なのか案じている。
事故のあった福島原子力発電所の格納容器の水位が下がったとの報道もあり、影響は無いと言ってはいるが、過去を振り返ると鵜呑みに出来ない不安を抱く。
来月は東日本大震災から10年。私にとって、人間社会のあり方を問われた災害であった。
今もまた問われ続けている。
「希望の持てる社会なのか」と。
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