電話やインターネットなどを介しての特殊詐欺被害が近年は時期を問わず通年で報告されている。
新聞を見れば小さな記事だが数日毎に報道がある。これは大きな金額だったり、周りの誰かが気づいたものだけで、一部だけなのだろう。
お寺にも様々な営業電話、また営業広告が送られてくる。中には眉唾の営業もあり、年末は特に増える。
20年近く前だったと思うが、電話帳広告に似た詐欺紛いの営業にひっかかっていた。
お金だけとって何もしないと言う訳では無いので詐欺にはならないが、やっている事は詐欺に等しかった。
父が契約し、お金も払ってしまい私が気づいた時には後の祭り。仕方なかったので、その後はきつく断った。
最近、多くなってきたのは、ホームページやYouTubeなどを介しての営業。メールで営業があったり、電話であったり…
もっといい方法、多くの方に見てもらえる宣伝方法がありますよ…と言うのが多い。
全てが詐欺ではなく、中にはそれがいい縁となる場合もあると思うし、相手も仕事なので大抵は丁寧に対応するが、中にはしつこく、時に暴言を吐かれたりもするのが厄介。
ホームページやYouTubeはコロナ禍で何となくはじめた発信方法で「こんな感じのお寺です」「こんな感じの住職です」と言うのが、縁ある方に伝わり、お寺に対する垣根が少なくなればいいと思っているだけで、視聴者数(閲覧者)を増やそうと力はまったく入れていない。
個人的には直接会わないと垣根は少なくならないと思っているし、今はとっかかりの話しの種になれば大満足。
やはり直接会うことが1番。
どこでもドアのように開けたら温もりが伝わる距離で会えるものがあれば1番いいが、インターネットだけでは温もりは伝わらない。
Comments