押し入れと納戸の整理をしていたら、何が入っているかわからないダンボールを発見。
持つと軽く「何だろう?」と思って中を見ると、海苔がたくさん入っていた。
そう言えば1年以上前、地元の乾物屋さんに行って海苔を何種類も買った。手巻き寿司くらいしか海苔をたくさん食べることはないが、色々な産地や価格の高低で味が違うのか疑問に思って、種類の違う海苔をたくさん買ったが、手巻き寿司の時に出そうと思ってそのままダンボールに入れて忘れてしまっていた。
未開封で湿気っているわけでもなく見た目に問題もまったくない。が、賞味期限を見ると2022年1月と書いてあった。
私は基本、賞味期限も消費期限も気にしない。期限がどんなに過ぎていようが見た目や味がおかしくなければ食べてきた。
しかし、私以外の家族は消費期限と賞味期限を混同し、書かれた期限が過ぎていたらほぼ食べない。
息子は、好きなお菓子や飲み物などでもいちいち見て、この〇〇期限が1日でも過ぎていたら「これ期限切れてるから食べない」と言う。
海苔の賞味期限は数ヶ月前に切れているが、それは「賞味」の期限であって、食べられないとことではない。
この〇〇期限。わからず傷んでいたり食中毒などの問題もあるので一応の判断基準は必要かもしれないが、食品ロスが問題にされている現在、この〇〇期限によって、変わらず食品ロスを増やし続けているのではないかと感じる。
消費期限が〇月1日までだと、2日になったとたん廃棄。正直、そんなバカな…と思う。
私が子供の時を考えると、牛乳の賞味期限は見ていたかもしれないが、それもさほど気にせず、匂いが変だったり、口に入れて変な味がしたら吐き出す…と言う感じで過ごしていた。今もその感覚のままでいる。生ものなら、見た目と匂いである程度はわかる。
腐っていたら仕方なく廃棄はわかるが、まだ美味しく食べられるのにに記載された期限で、ゴミとする日本社会。
企業によっては、期限切れの商品を家畜の餌や肥料に有効活用していると言うが、私は腑に落ちない。
本当に〇〇期限を記載して、その数字を基準とし廃棄する必要があるのだろうか?
〇〇期限の記載が無くならない限り、食品廃棄問題は永遠に続くのではないかと感じる。
腐ったものも食べなさいとは言わないが、〇〇期限から解き放れる食育をしていくべきではないかと思う。
ただ、息子にこの事を言うと「じゃあ、父ちゃんたべな」と言われ、私がいただき食品廃棄は無くなるが、悲しいかな根本の問題は何も解決していない。
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