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疲弊・劣化

昨今、様々な社会問題、事件が起こり(明るみになり)そのひとつの大きな要因の中に、組織の疲弊があげられている。

長期間の傲慢な権力維持、上部への間違った忖度、組織・自己保身を目的とした隠蔽体質等々… それにより問題がおこった時、被害と加害が増大し、また同じ過ちを繰り返していく。

芸能界、一般企業、メディア、学校、行政…組織が大きくなるほど疲弊・劣化にさらされていて、組織自体がそこにきづけていないのではないだろうか。

翻って、宗教団体組織は…

所属している本願寺派で言えば率直に疲弊劣化していると痛感している。

組織を守ること、組織財務を維持することばかりが重要視されはじめ(もちろん大切な事だと思うが、人口減少を受け止め考えるしかない)

また組織内で様々な問題が起こった時の解決能力、また自浄能力が貧しい。

教えを伝える事、社会に耳を傾けること、ひとりひとりに寄り添う行動をすること、信頼を構築していくこと…そんな当たり前の事がないがしろにされている気がしてならない。

私が所属している組織の問題なので私の問題なのだが、大きな組織であるために仕方ない…と諦めてしまう思いにもなる。こんな私の思いが劣化の始まり。

気を入れ直し、組織の疲弊・劣化に声を上げ変えて行かなければならない。

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