死の縁無量…

秋風が吹き、札幌は過ごしやすい日が続いている。

父方母方の親戚、父の代から長くお世話になっていた先輩僧侶の別れの知らせが続いていた。

最期の様子はそれぞれに違うが、どの知らせも急なことであった為、驚くのと同時に自分の年齢を考えると「別れの知らせが多くなるようになるのもあたりまえの事か…」と何か寂しく感じる。

自分はもちろんの事、みんないつまで元気でいてほしいと思う。悲しいかな、その願いはかなわない。

死の縁無量の理の中で生かされているいのちだから抗うことは出来ない。

続く別れの知らせ、別離の縁の中で、私自身のいのちの有様を今一度見つめなおす。

死の縁無量の「あなた」ではなく、私であった。

悲しく寂しい別れではあるけれど、別れを通して、このいのちの尊さに気がつかせてもらう。

コロナに感謝無く、生まれてから今まで死の縁無量の中で、生かされていたことに深く感謝して、別れを偲ばさせて頂いている。