今日は、日本軍がハワイ・オアフ島・真珠湾のアメリカ軍基地を奇襲攻撃し、3年6ヵ月に及ぶ太平洋戦争が勃発した、太平洋戦争の開戦の日。日本が泥沼の戦争をはじめてしまった日。
ただ今年は、コロナ禍の影響で、8月の敗戦の日も、多くの追悼と反省の催しが縮小や中止となった事もあり、戦禍を語り継ぐ大切な縁が薄れてしまった。8月の終戦の日も大切だが、戦争に突き進んだ、この12月8日も忘れてはならない。
どの戦争(紛争)にも正義も大儀もない。誰もしあわせにはならない。
相手(敵)を殺す事が正義となる国を挙げての悍ましい行為が戦争なのだ。
兄弟ケンカをしていると「ケンカはやめなさい」と言われ、叱られてきた。
多くの親が、子供のケンカを見ると言うのではないだろうか。ケンカしている子を見て「成長したな…」等と喜んで見る親はそういないだろうと思う。
子どものケンカじゃなくても「止めなければ」と思うのが成熟した人間の心情だと思う。
止めないで「やれやれ」と言ってきたのが、先の戦争だろう。
「やれやれ」となって行った大衆心理をしっかり学び、なぜ戦争を起こし、いのちを物以下と扱うような事態に突き進んでいったかをしっかりと学んでいかなければならない。
コロナ禍と言う世界的な不安情勢の中で、一層そのことを学ぶ必要性を感じる。
Comments