天皇誕生日

今朝の朝刊に今日、天皇陛下が61才を迎えるに先立って、記者会見した要旨が掲載されていた。

コロナ渦の1年で起こっている様々な問題に憂慮して案じるいる言葉、また震災に思いを寄せている言葉に深く感銘した。

「震災は過去ではなく、現在も続いていると考える必要がある。被災地に永く心を寄せ、機会があれば訪れたい(一部抜粋)」

東日本大震災から10年と言う月日。世間一般には、ひと区切りしたと言う風潮が多くなってきたように感じる。その中で「過去ではなく現在も続いていると考える必要がある」と仰っている。

まさに今も続いてのだ。

福島原発は、先の地震で格納容器の圧力低下、水位低下。地震計の故障と様々な不安を曝した。廃炉作業工程も現実とは乖離した希望的計画であって、先の見通しは、コロナ収束より不安であり、見通せないものだが、離れた地では過去のことになりつつある。また様々な支援も打ち切られ、苦悩の日々を過ごしている方も多い。

恥ずかしいことだが、所属する本山本願寺も、今年で東日本大震災の被災者受入(保養事業など)の助成を終了すると通達があった。

東日本大震災発生から宗派は「寄り添う」と言い続けて支援活動をしてきたが、通達を受けて「過去のことにしてしまった」と感じた寺院関係者は、私だけではないと思う。何か区切りは必要だと思うが、早すぎはしないだろうか。

忘れてしまうのが得意な私だが、過去のことではなく、私も「今も続いている」と考えて歩んで行こう。