昨日の朝早くから、総代さんが来て下さり、玄関横の植木の冬囲いをして下さった。
10年ほど前までは、他にも植木があって冬囲いをしなければならなかったのだが、私の手入れ不足からか枯らしてしまい、今はこの3本。
冬囲いはコツと要領が大事で、簡単そうに見えて、実際はかなり大変で難しい。
春に囲いを取ること、また繰り返し使うことを考えて植木を囲う。
「これだけだから、さっとやって帰るからー」と大変な事は感じさせずに、綺麗に冬囲いをして下さった。
心から感謝しかない。
残すお寺の冬支度は、雪解け水が溜まらないように屋上や地下駐車場の排水溝掃除。ゴミで凍らないように屋内の下水菅掃除をして、トイレなど冷え込む場所の断熱などを行い、除雪道具のスコップなどを確認して撥水加工を行えばひととおり終わる。暖房器具はホコリを取り除き1度点火して全て確認した。
こう書き留めると、雪国の冬支度はけっこうあることに気がついた。
災害級の豪雪が降っても、多くの人は耐え忍び、もくもくと雪をかき続ける。
「降らないと困る人もいるもんね…」「この雪があるから北海道は水不足にもならないもんね…」
大雪が降るとそんな言葉をよく耳にする。
除雪でヘトヘトになりながら、諦めの中で自然にはどう足掻いも敵わない、どうにもならないことを受け入れて雪を自然の恵だと受け止める人が多い。
大変な冬支度も自然の恵み、いのちを頂く為の準備だと自らに言い聞かせ、大変だ、面倒だとは口に出さないようにしなければ。
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