息子が修学旅行で九州、長崎に行っている。
感染症拡大の影響で、日程の変更や行先の変更もあり、最終決定は9月であった。
少し前に次男の修学旅行であったが、こちらも道内への行先変更や感染防止策の思案など、先生をはじめ関係者の尽力で無事終えている。
正直言うと続けざまの息子二人の修学旅行は家計にも大変で、心のなかで「中止になれば…」と身勝手な事も思ったが、わくわくして準備している子供の姿に「一生に一度だし行ける事になってよかったな…」と思った。
そんな中、息子の修学旅行で「何で?」と思った事。
それは、修学旅行にも何かしらのGOTOキャンペーンが適用される。
支払う旅費は予定と変わらないが、感染症予防にかかる割り増し経費(バス代や宿泊部屋の少人数化など)にGOTOの助成が充てられるようだ。また、旅先で使用できる、かなりの額のGOTOクーポン券が支給された事が何となく腑に落ちない。
一次的に観光業を支援する事が、他の落ち込んでいる業種の支援となる経済対策となっていく事は理解できるが、旅行などに関する様々な助成割引制度に「得をするんだから」とも容易に思えない。旅行などにめったに行けない私のやっかみなのかもしれない…
厳しく落ち込んだ経済に、旅先の街や旅行業者が修学旅行生徒を歓迎している事を考えると「何かおかしい」とも言えないが、一部、一時のGOTOと言う助成対策で、この先の様々な社会不安が解消されるのだろうか。
迅速にする事、状況を見ながら変えていく事、時間をかけて決めていく事… 万人がこれでよしと思う政策は難しいかもしれないが、こちらを俯瞰的によくよく考え見ていくようにと願う。
Comments