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今の私に昔の私は何と言うか


「目を見てこたえなさい」

「聞かれたことにちゃんとこたえなさい」

「なんでそんな事をした」

幼少時にいたずらをして親に叱られながら、また小中学校で悪さをして先生に叱られながらよく言われた言葉。

しどろもどろ幼いなりに言い訳をしていると「言い訳を聞いているんじゃない!」とこっぴどく「しばかれ」育ってきた。

だが大人になると、何か後ろめたい事や失敗したとしても、都合のいいようにどう言い訳をして正論づけするかを考えるようになる。

そんな大人の都合の良さを青年期の私は嫌い「絶対にあんな大人にはならない」と思っていた。

中年の大人になった今の姿をもし青年期の私が見る事ができたら、今の私に対して何と言うだろうか…「自分の都合のいい事ばかり言って」と言われてしまう気もする。

悲しい事実として、一部の都合(多くは虚栄心)で社会や組織が動いている現実がある。たぶんそこに気づきはじめたのがこの日本のコロナ渦の1年だと思う。

「身勝手な都合ばかり振りかざすな」と。

言い訳する事無く、己の都合が入らない一日を重ねて歩んで行こう。

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