昨日、BSNHKで「戦渦の中の僧侶たち 浄土真宗本願寺派と僧侶」と言うテレビ放送があった。
宗教と戦争。仏教の教えに照らせば、絶対に受け入れられない戦争。教えと反する戦争。
だが、先の太平洋戦争、日清、日露、日中戦争では、浄土真宗本願寺派の僧侶が先頭に立ち、鼓舞し、賛同し戦争協力を行って行った。
人を殺すことを勧め、「国の為に」と言って死ぬこと殺すことを勧めた。
法話でも勇ましい言葉を用い、仏教の教えを戦争に都合よく曲解してきた過去がある。
戦後77年経つが、この過去の事実は、語り継がなければならないことであり、絶対に繰り返してはならないこと。
犯した間違いを「当時は仕方なかったこと…」とするのではなく、先人の間違いを我が事として考え続けて行かなければならないと思う。
もしその場にいたら私も同じように先頭に立ち、戦争に賛同し協力していたかも知れない…と安易に思考停止になるのではなく、厳しく自問し、そうならない信念を平時の今こそ育まなければならないと放送を見ながら感じた。
罰せられようとも、投獄されようとも、白い目で見られようとも「どんな理由があっても戦争はするな。人は殺すな。殺させるな…」と言い続けられる人間、僧侶であり続けたいと思う。
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